大田文化の森運営協議会の活動をお知らせする情報誌「おおた文化の森」Vol.42冬号

F&F編集後記
◆この1年間を振り返ってみて、東日本大震災や福島第一原発事故がいかに日本にとって大きな衝撃と傷痕を残したことか。「2011ユーキャン新語・流行語大賞」の候補60語のうち、実に半分以上の33語がそれに関連する言葉ということからも察しがつきますが、こんなことは27年の大賞史上でもなかったといいます。本誌でもイベント自粛や関連記事を掲載せざるを得ないことがありましたが、新しい年を迎えるにあたって明るいニュースが話題になることを祈って、7頁なでしこジャパン丸山選手のロンドン五輪行きなども期待したいものです。

◆世界人口が70億人に達して、日本でも1日約3千人の赤ちゃんが誕生しているといいます。いまから50年前は30億人を少し超えた水準だったようですから、わずか半世紀で2倍以上の増加。ならば2050年になるとどうなるのでしょう。国連予測ですと93億人前後、いま世界で9億人とされる「60歳以上の人口」も24億人前後に及ぶとか。ま、大きな話はともかく、東京一の人口を誇る大田区がどうなるか、身近なことが気になります。

◆NHK人気の朝ドラで今春、蒲田が初めて舞台になると聞いてプロデューサーにインタビュー(3頁)しましたが、蒲田といえば松竹蒲田撮影所が昔あって、そこ出身で「煙突の見える場所」や「伊豆の踊り子」などを撮った代表的映画監督・五所平之助氏の晩年にお会いしたことを思い出しました。1981年、享年79歳でしたが、温厚な語り口でいくつかの名言を吐いた人でも知られます。「生きることは、一筋がよし、寒椿」「夢は逃げない、逃げるのはいつも自分」など。背筋をのばした生き方がいまでも印象に残りますが、私は聞くだけに終わって反省しきり。新年、少しは・・・いや無理ですねえ。

運営委員(編集長) 池田 敏夫
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